最強の英文法・ブログ

■英文法の問題・解説を提供します(初級、中級向け)。 ■大学入試、TOEIC、TOEFLなどの英文法問題で点を稼ぐことに徹します。 ■お勧めの参考書等も紹介しています。d(^-^)ネ!

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

続 最上級の the

最上級に the をつけるのか、つけないのか?

携帯サイト「最強の英文法」に寄せられた質問と回答を掲載していくことにします。
同じような質問がある方に、すこしでもお役にたてれば幸いです。

Q:最上級での副詞の使い方」について、悩んでいます。

She runs (the) fastest in the class.
<theをつけないのが普通ですが、つける場合もあります。>
「とある参考書」より

Who runs fastest in your class ?
<副詞の最上級には通例theをつけない。>
「他の参考書」より

He swims fastest of us all.
<副詞の最上級の場合は、theを置かないことが多い>
「その他の参考書」より

とあるので、副詞のときはtheをつけないのが普通と思っていたのですが、
仕事上、theがついている例文が結構あるのです。
ある出版社のものによると、形容詞の限定用法というのがあり、in your classやof us all などの比較対象を限定するものがある場合は theをつけるそうです(「そのまた他の参考書」)、と言われました。

実際のところ、例文としてはどちらが正しいのでしょうか。
そして、つける場合もある、というどの本にも曖昧にされていることに法則はあるのでしょうか?
良きアドバイスをお願いします。

 ↓

A:「そもそも何故、冠詞 a(an), the を付けるのでしょうか?
「冠詞 a(an), the は名詞に付ける」と中1の時に習いました。
それなのに、比較を習った時に、最上級には the を付けると習うわけです。
いきなり「言ってることと違うじゃん」という内容が出てきます。
例えば、
He is the tallest in his class.
です。
形容詞なのに、the が付いてるじゃん。
そう思っている内にどんどん授業が進んで行きます。
ここで、ちょっと踏みとどまって考えてみたいと思います。

ここで
He is a tall boy. と
He is happy. という二つの文を考えます。
まず
He is a tall boy.

He is a taller boy than Mary.

He is the tallest boy in his class.
ここでは、冠詞 a や the は、boy という名詞があるから付いているわけです。
そして、
He is the tallest in his class.
ここには、boy がないけど、the が付いています。
なぜでしょう。
話している(書いている)人が、the tallest を名詞と同じように考えているからだと思うのです。
または、the tallest boy の boy が省略されたものと考えてもいいでしょう。
私としては、the tallest で「一番背の高いやつ」という名詞のようにとらえているのだと思います。
つまり、最上級だから the なのではなくて、飽くまでも名詞(または名詞と同等のもの)に付いた the なのです。

それでは次に何故、副詞の最上級に the が付くのかということです。
基本的に副詞の後には、名詞が来ませんから the は付かないものなのです。
それに敢えて the を付けるのは、話し手(書き手)がこの副詞の最上級を名詞のように使っているからです。
He runs the fastest.
この the fastest は、at the fastest speed 「最速のスピードで」ぐらいの気持ちで使われているのだと思います。
英語を頭から訳す人には少しわかってもらえるかも知れないので、無理と知りつつ、日本語に置き換えてみます。
He runs fastest.
「彼は走るんだ、一番速く」
He runs the fastest.
「彼の走りは最速だ」
ぐらいの違いがあると思うわけです。
もう少し、検討してみますが、現時点での私の考えは以上です。
使う人の気持ちで変わるのだと思います。

He is happy. の説明を忘れてました。
He is happy.

He is happier than Mary.

He is happiest when he is sleeping.

この場合、最上級に the が付きません。
もともと名詞の無い文には、最上級でも the が付かないのです。
やはり、the は中1の時習ったように、名詞があるからつけるのです。

そもそも英語を話す native が、形容詞だから the を付けるとか副詞だから the を付けないなんて考えるでしょうか。
名詞だから the を付けると考えるのが普通だと思うのです。
どうでしょうか?

 ↓

Q:いろいろとご検討ありがとうございます。わたくしなりにもその後追求したところ、ネットで最上級の例文(ネイティブ)を検索してみても、やはりtheのある文もない文も両方存在します。

ある参考書によると、
(1) 副詞の最上級には the をつけないこともある。
In my family, mom drives (the) most carefully.
(2) the をつけることもある。 特にアメリカではこの傾向が強い。
 Which do you like the best of these books?
[注] 副詞と形容詞が同形の場合や,in ~ of ~の句がつく場合に多い。
とあるようです。
たしかに、early、slow、fastなどは形容詞も副詞も同型なので、theを使ってもおかしくないことになります。

ただし、ある高校受験専門の塾の先生の意見によると、
「日本の場合,副詞の最上級の定冠詞の有無は, その人がいつどの教科書を使って比較を教わったかにより異なると思います。」
とのことで、詳しく情報をいただきました。
よって、日本の学習教材をつくるに当たっては、学校や塾でどう習うかによって、英文を変える必要があると思われます。


例えば、
(問題)日本語にあうように空所に適語を入れなさい。
彼は4人の中で一番速く走ることができる。
He can run ( )( ) the four. [正解はfastest of]
最上級はthe をつけると覚えた生徒は the fastest と入れて×をもらっていまいます。
もしこの問題が、
He can run ( )( )( ) the four. [正解は the fastest of]
の場合, 副詞の最上級はthe をつけないと覚えた生徒は空所が一つ余って悩んでしまいます。

わたくしなりの結論としましては、塾教材ならばその塾がどう教えているか、学校教材ならば、その学校がどの教科書を使っているか、英検対策ならば、試験で実際どんな英文を使っているかに沿うべきということです。
また、補足ですが、いろんな方のご意見を凝縮すると、一般的な教材(教科書準拠や年齢を考慮に入れないような教材、書籍)であれば、「普通はつけないが、つけることもある。」として、
例:He can run (the) fastest in his class.
とtheにカッコをつけ、上記のような紛らわしい問題は避けるのが無難だということでしょう。

ご意見ありがとうございました。
勉強になりました。

 ↓

A:仕事が終わって、掲示板を見て驚きました。
レスありがとうございます。
が…しかし…そんな結論でよかったんですか?
いや、結論は
>例:He can run (the) fastest in his class.
>とtheにカッコをつけ、上記のような紛らわしい問題は避けるのが無難だということでしょう。
これでいいと思います。
しかしその結論に至る途中経過に驚きました。

怒らないでくださいね。
>塾教材ならばその塾がどう教えているか、
>学校教材ならば、その学校がどの教科書を
>使っているか、英検対策ならば、試験で
>実際どんな英文を使っているかに沿うべきということです。
こちらの結論の方です。
私の考えでは、何故、英語を母国語とする native が the を付けたり、付けなかったりするのかが重要なのではないかと思うわけです。
塾教材やら学校教材がどうなのかは全く関係ないと思います。
また、「学校や塾でどう習ってきたか」なんて、全くあてになりません。
と言うか、これらを基準にすべきではないのです。
日本の英語能力の低さは、まさに学校や塾における今までの英語教育に大きな原因があるのですから。
「native はなぜそう表現するのか」という観点でとらえる方が正しい道だと私は思っています。
お気に障ったらお許し下さい。

 ↓

A:おっしゃるとおりです。
本来ネイティブがどうしてそういう英語を使っているのか正しく理解することは重要ですし、わたくし自身も知りたいことです。ので、オッハーさんの説明は大変役に立ちました。
しかし、今回の質問は、わたくしの説明不足だったのですが、教材をつくる側としての質問でして、わたくしが教材の作成立場になったときは、どうしても今習っている生徒を中心にせねばらならないのが現状です。
そこで、本当はtheが必要なのかどうか確かめたかったのです・・・。
今の学校教育の英語が役に立たないとか、ネイティブはこうだと言い出すと、生徒は混乱し、この仕事はなくなってしまうのです。
わたくし自身もこの仕事に関わりつつ、矛盾が多くてイヤになることもありますが、仕事なので許してください・・・。

 ↓

返答をいただいて嬉しく思います。
事情は了解いたしました。

残念です。


質問はコメントからどうぞ。

現在携帯メルマガを発行して、毎日文法問題を配信しています。
携帯サイトも運営していますので興味がある方は見て下さいね。

この記事が気に入ったらクリックして下さい。
人気blogランキング

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://4fukuoka9.blog2.fc2.com/tb.php/200-b63ede7d

幸せに毎日を送りたければ、自分が一番好きな仕事をするのが一番でしょ!

仕事、教育関連でトラックバックです。ご迷惑でしたらどうか削除ください。m(_ _~m)治療家から見た仕事と教育について書いています。

 | ホーム | 

プロフィール

オッハー

最近の記事

カテゴリー

最近のトラックバック

最近のコメント

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

FC2投票

今日の英語学習時間は?

無料アクセス解析

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。