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過去形と過去完了形の違い

「コメント」に寄せられた質問と回答を掲載していくことにします。
同じような質問がある方に、すこしでもお役にたてれば幸いです。

Q:"Have you seen that movie?"
"Yes. When I was in Tokyo, I (  ) it three times."

この文の場合、単なる過去の事実ととらえるのでしょうか、それとも経験だから過去完了とするべきなのでしょうか、教えてください。m(._.)m

 ↓

A:これってみんな悩まされる問題なんですよね。
私も悩みました。(ToT)

質問文は、結論から言うと、過去の事実だから過去形で表します。
つまり、saw が正解です。

これを理解するためには、現在完了形をしっかり理解しておく必要があると思うのです。
完了形は、いくつかの意味を表せるのですが、全部説明すると、複雑になるので、完了形の「経験」にしぼって、説明しますね。

I have visited Kyoto three times.
「私は3回京都を訪ねたことがある」(経験)

京都に行ったのは、昔の話なのに、なぜ、現在完了形で表したのでしょう。
I visited Kyoto three times.
「私は3回京都を訪ねた」
とどう違うのでしょう?

単なる過去を用いた文は、過去の事実しか述べていません。
「過去にこんなことがあった(または、した)」と言うことだけ伝えたければ過去形でいいわけです。

現在完了形は…
「今まで」にあったことと「今」とをつなげて述べています。
「過去にこんなことがあって、今はこんな経験を持ち合わせている」ということを言うときに使うわけです。
つまり、現在のことを言うのが現在完了形です。
単なる現在形との違いは、完了形が、「現在より前のことがら」と「現在」とをつなぐ働きがあるということです。

そして、過去完了形は、その時制がそのまま過去にずれたものです。
過去完了形は…
「過去のある時点より前のことがら」と「過去のある時点」とをつなぐときに使います。
「~したことがあった」→経験だ→過去完了にしよう
と、日本語で機械的に考えると間違ってしまいますよ。

例)He hadn't seen a snowfall until that day.
「その日まで、彼は雪が降るのを見たことがなかった」
いつかわかりませんが、「その日」が基準になっていますね。
「その日よりも前のことがら」と、「その日」が結びついています。

ところが、質問文は、
「東京にいるとき、3回その映画を見た」
というただの過去の事実です。

私の挙げた例文との違いがわかるでしょうか。
私の例文では、「その日」が基準となっています。
しかし、質問文には基準がありません。
「東京にいるとき」という基準があると思われるかもしれませんね。
でも、過去完了形は、「過去より前のことがら」と「過去」とをつなげたい時に使うのですよ。
「東京にいるとき」より、前っていつですか?
「大阪にいたとき」ですか?
違いますね。
「東京にいるとき」映画を見たんですね。
つまり過去の事実です。
この文では、「東京にいるとき」っていうのは、基準になっていないのですよ。

長々と説明しましたが、わかっていただけたでしょうか。
現在完了形が理解できれば、時制をずらすだけで、過去完了形や未来完了形にも応用できます。


質問はコメントからどうぞ。

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コメント

過去形と過去完了

I lived in Paris for three years when I was a child. という文章で、なぜlivedになるのでしょうか?had livedでも子供の時の経験を今あらわしていることにならないのでしょうか?

過去形と過去完了形

がまちゃん、質問ありがとうございます。
私も時制で悩んだことがあるので、疑問点はよくわかります。

私の場合は、日本語で「~したことがある」→経験を表す→英語では「完了形を用いる」という誤った固定観念に、問題点がありました。

I lived in Paris for three years when I was a child.
「子供のとき、3年間パリに住んでいた」
という文章は
I lived in Paris 10years ago.
「私は10年前にパリに住んでいた」
という文章と同じで、単なる過去の事実を表しているのです。
がまちゃんも、後の文章は過去形にしますよね?

じゃあ、「私は10年前にパリに住んでいたことがある」と日本語で書かれていたらどうしますか。
やはり、
I lived in Paris ten years ago.
なのです。
これを、完了形で書くのは、間違いです。
「~ことがある」という日本語→経験→完了形
という機械的な作業をしているからです。

じゃあ、どういうときに完了形を用いるのか。
これを理解するには、前のコメントでも言いましたが、現在完了形を理解する必要があると思うのです。

I lost my pen.
「私はペンをなくした」
I have lost my pen.
「私はペンをなくした」
これら2文の違いを理解することです。

前の文は、単なる過去の事実を述べています。話した人には、今そのペンがどうなったのかは、どうでもいいことなのです。ぺんは見つかっていないかも知れないし、見つかって手元にあるかも知れないのです。
後の文は、今よりも前にペンをなくして、そのペンは今も見つかっていないということを表しているのです。

つまり、現在完了形は、過去の出来事が現在どうである、言い換えると「現在よりも前の出来事を現在と結びつけて言う」時に使うのです。
この時制を、そっくりそのまま、過去に移動して下さい。
過去完了形は、「過去よりも前の出来事を過去のある時点と結びつけて言う」時に使うのです。

次の例文を考えて下さい。
I lived in Paris for three years when I was a child.
「子供のころ、私は3年間パリに住んでいた」
I had lived in Paris for three years when I became 20 years old.
前の文は、過去にこんなことがありましたという単なる過去の事実を述べているだけです。この場合は、過去形で表します。
後の文は、「20歳になった」という過去の基準が示されています。
そして、この基準よりも3年前にパリに住み始めて、20歳の時点で、3年間住んでいたことになったわけです。
つまり、「過去よりも前の出来事と過去とを結びつけて言っている」わけです。

えっ、前の文も、when I was a child っていう基準がありますよと思われるかもしれません。
でも、「私が子供のころ」より前って、赤ちゃんのときですか?それとも生まれる前ですか?
違いますね。「子供のころ3年間パリに住んでいた」のですよね。
つまり、when I was a child は、過去の基準になっていないのです。

わかりにくければ、when 以下の動詞が状態の動詞であれば、過去形で、when 以下の動詞が変化・動作の動詞なら過去完了形になると覚えておいても、区別はできます。
when I was a child →「子供だった」→状態→主節の動詞は過去形。
when I became 20 →「20歳になった」→変化→主節の動詞は過去完了形 ということです。

私の希望としては、現在完了形を理解して、それを過去完了形や未来完了形にも応用して使ってもらいたいと思います。

基準が大事なことはわかりました。ありがとうございます!説明を呼んでもう一つ思ったことは、「私は子供のころ3年間パリに住んでいた、なので今フランス語をはなせる。」という文章の時は 子供の時から今までつながるのでしょうか?こんなにすばらしい解説をしてもらったのに何回もすいません・・・

現在形と過去形

がまちゃん、質問大歓迎ですよ!
「私は子供のころ3年間パリに住んでいたので、フランス語を話すことができる」
ですね。
I can speak French because I lived in Paris for three years in my childhood.
です。

住んでいたのは、過去のことですから、過去形で表します。
フランス語を話せるのは今のことですから、現在形で表します。
過去の事実は→過去形で表す。
現在の事実は→現在形で表す。
単純に考えましょう。

live「住んでいる」のと、speak「話す」のは、別々の動詞です。
もちろん、フランスに住んでいたからフランス語が話せるわけですが、そんな因果関係(原因と結果)は、各動詞の時制を決定するのに何の意味も持ちません。

例えば、今道がぬかるんでいる(泥だらけだ)とします。
「道がぬかるんでいます」
英語で→The road is muddy. 現在形で書きますね。
「昨日雨が降った」
英語で→It rained yesterday. 過去形で書きますね。
これらを because でつなぎます。
The road is muddy because it rained yesterday.
「昨日雨が降ったから、道はぬかるんでいる」
ただそれだけです。

もちろん雨が降ったから、道がぬかるんでいるわけですが、その因果関係がこれら2文の動詞に影響を与えるでしょうか?
無関係です。

私が、現在完了形は過去の出来事が現在どうであるかを表すと言ったのは、一つの動詞に関してのことです。

I have lived in Osaka for three years.
「私は、3年間大阪に住んでいる」
3年前に大阪に住み始めた(過去)。そして今も大阪に住んでいるのです(現在)。
live についてだけ考えてみて下さい。
現在のことは、現在形で。
過去のことは、過去形で。
過去に何かあって、今もそうであるときは現在完了形。
と、それぞれの動詞で、もっと単純に表現してみて下さい。
他の動詞との因果関係を考える必要はありません。

感動しました!とてもわかりやすく教えていただいてよく理解できました。これからも質問があったらよろしくおねがいします。ホントありがざとうございました!!

いつでもどうぞ!

お役に立てて嬉しいです。
自分の勉強にもなりますので、また気が向いたら
いつでも気軽に質問して下さい。

わかりそう・・・

ということは経験は、文に時を表すところがあったら過去形 何回した、とか、したことがある、という文に時を表すところがなかったら完了形という考えで良いですか? 「わたしは福岡で生まれました」という文は過去形ですか?

過去形と現在完了形

がまちゃん、質問どうもです。o(^o^)o
もう少し、単純に考えてもいいと思います。
頭の中を整理しましょう。

過去のことを言いたければ → 過去形
過去に何かがあって、それが今どうであると言いたければ → 現在完了形

例えば、次の問題をやってみましょう。
( )内の語を適当な形にしなさい。
I (vist) Kyoto three times.
 ↓
have visited にしますよね。
何故ですか?
three times があるからですね。
でもこれは、暗黙の了解なのです。
授業で現在完了形の勉強をしていて、この問題が出たら have visited が正解です。
「3回京都を訪ねたことがある」→ 経験 → 現在完了形 という機械的な作業です。

でも、ここの答えは、visited でもいいわけです。
I visited Kyoto three times when I was young.
「私は若いころ、3回京都を訪ねた」

will have visited でもいいです。
I will have visited Kyoto three times if I visit there once again.
「もう一度訪ねたら、私は3回京都に行ったことになる」

つまり

( )内の語を適当な形にしなさい。
I (visit) Kyoto three times.

という問題は、問題として成り立たないのです。
「今、みんなで現在完了の勉強をしているんですよ」という「暗黙の了解」があって、成り立つ問題なのです。

だから、がまちゃんが書いていた
>文に時を表すところがあったら過去形
というのは厳密に言うと誤りで
文に過去であることを示す言葉があったら過去形
と考えた方がいいということです。

また
>何回した、とか、したことがある、という文に時を表すところがなかったら完了形
というのも、絶対そうなのではなくて、暗黙の了解で現在完了形にするのだと覚えた方がいいと思います。
何度も言うようですが、
過去のことを言いたければ → 過去形
過去に何かがあって、それが今どうであると言いたければ → 現在完了形
話している人の気持ちだ大切だということです。
そして、three times があるから完了形というような機械的な置き換えをしていると、間違ってしまいますよということです。

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